洋学史学会は、洋学・蘭学史研究の伝統と遺産とを継承し、
それを次世代に引き継ぐという大きな課題を担っています。
今後も、より多くの方々の参加をお待ちしています。
・2024年度の報告者を募集中です。報告希望の方は、事務局までメールにてご連絡ください。(2024.3.19)
・洋学史学会では、会員への通信手段の見直しをお願いしております。例会案内などを郵送で受け取っている会員は、こちらのフォームにてご都合のよいメールアドレスをお知らせください。(2023.12.11)
洋学史学会若手部会では下記日程にて、総会と4月例会を開催いたします。例会はどなたでもご参加いただけますので、ご関心のあるかたはご参集ください。
※対面・オンラインの併用での開催です。
日時:2024年4月6日(土)13:00〜13:50
会場:電気通信大学(東京都調布市) 東1号館806教室
(Zoom URLは後日、総会議題と同時配布を予定)
※洋学史学会若手部会正会員のみ対象
日時:2024年4月6日(土)14:00〜17:45 ※終了後に茶話会、懇親会を予定。
会場:電気通信大学(東京都調布市) 東1号館806教室
(Zoom URLは後日、報告資料と同時配布を予定)
事前登録制、登録はこちらから。
※4月4日(木)18:00申込締切。
芦田雄樹(東京工業大学環境・社会理工学院社会・人間科学系社会・人間科学コース 修士課程)
「「赤松小三郎」の語られ方―没後から戦前期までを対象に―」
河瀬真弥(京都大学大学院博士後期課程/京都大学大学院教育支援機構奨励研究員*)*肩書は2024年3月4日現在。
「『日本大辞書』における音義説の位置」
>>詳細はこちら
洋学史関連の展示・シンポジウムなどの情報です。
たくさんの情報をお待ちしています。
2023年4月13日(大浦慶命日)出版の「抹茶革命と長崎」(監修/姫野順一、編著者/前田拓、出版/長崎文献社)を機に、大浦慶による日本茶初輸出を詳らかにし、日本茶輸出史と大浦慶の功績をさらに探索すべく、広く歴史研究者、民間研究者らに募集し、新史料・新解釈の発見とその学術論文の募集を行います。
>>詳細はこちら
洋学史関連の雑誌・書籍などの情報です。
たくさんの情報をお待ちしています。
ペリー来航以前の日本の知識人が、アメリカ合衆国をどのように認識していたか。
ペリー来航以前に、蘭学者は独自の研究により、アメリカ合衆国の相当に明確な像を描いていた。この、従来見逃されていた事実を、はじめて実証的に明らかにした研究を世に問うことが、本書の目的である。彼ら蘭学者は、翻訳を通じて、最新の海外情報を政府中枢に伝えるのみならず、独自の考察により、アメリカをはじめ西欧諸国の政治・経済・社会の情勢を分析していた。アメリカはイギリスの一部か、アメリカの国名をどう訳すか、アメリカの政治体制の詳細、独立革命の評価などの考察が進められていた実相を明らかにする。
著者:橋本真吾
発行:パブファンセルフ
刊行年月日:2024年1月
これまでのシーボルト研究では、長年にわたり大鳥蘭三郎の翻訳・編集による『シーボルト関係書翰集』(日独文化協会編、郁文堂書店 1941年)が広く活用されてきたものの、ここに未収録の日本の門人等との間で交わされたシーボルト書簡や、日本人以外の諸外国人との間で交わされたシーボルト書簡なども、個々の論文の中でさまざま紹介されてきた。そこで、ここに企画・編集した『シーボルト書簡集成』は、今日まで紹介されてきたシーボルトと日本の門人との間で交信された書簡を収録し、併せて書簡に関係する史料を参考に付するとともに、これまで抄訳や部分未訳のある欧文書簡も改めて翻訳して紹介し、また新たに確認できた書簡も翻刻・翻訳の作業を行なって編集した。その結果、本書には313通の書簡を収録できた。
(「刊行にあたって」より)
監修・編訳者:石山 禎一(元東海大学講師)・梶 輝行(横浜薬科大学薬学部教授)
編集協力者:
・イザベル・田中・ファン・ダーレン(東京大学史料編纂所共同研究員)
・沓澤 宣賢(東海大学名誉教授)
・宮崎 克則(西南学院大学国際文化学部教授)
・吉田 佳恵(横浜薬科大学薬学部教授)
協力者:
・織田 毅(長崎市シーボルト記念館)
・神谷 大介(横浜開港資料館調査研究員)
発行:八坂書房
刊行年月日:2023年9月
「豊後三賢」として知られる学者・教育者の帆足万里。彼の生涯を儒学思想と西洋科学との対峙から解き明かした、これまでにない評伝です。
>>詳細はこちら >>ちらしはこちら
監修・執筆:吉田 忠(東北大学名誉教授)
執 筆:田尻 祐一郎(東海大学名誉教授)、佐藤 晃洋(竹田市歴史文化館・由学館長)
編集:大分県立先哲史料館
発行:大分県教育委員会
刊行年月日:2023年3月
青木周蔵、伊藤博文、井上馨、井上勝之助……彼らのかたわらには、「もう一人のシーボルト」がいた。
約40年間、日本とヨーロッパを拠点に活動した明治政府のドイツ人外交官アレクサンダー・フォン・シーボルト。広報外交戦略によってウィーン万博を成功に導き、条約改正や黄禍論との戦いに挑み、「日本帝国近代史の化身」と評された外交官人生とその業績、そして明治日本にもたらされた広報外交の裏面史を日独双方に眠る外交文書、日記、書簡、ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵資料から解き明かす。
>>詳細はこちら >>ちらしはこちら
著者:堅田智子
発行:思文閣出版
刊行年月日:2023年3月