洋学史学会は、洋学・蘭学史研究の伝統と遺産とを継承し、
それを次世代に引き継ぐという大きな課題を担っています。
今後も、より多くの方々の参加をお待ちしています。
・2023年度の報告者を募集します。希望者は事務局までお知らせください。(2022.12.18)
・佐渡大会の動画を公開中です。動画閲覧の申し込みはこちら。公開期間は2023年5月31日までです。(2022.12.18)
洋学史学会の例会・大会・シンポジウムは、会員・非会員を問わずどなたでもご参加いただけます。
日時:2023年5月14日(日)13:00〜
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)306教室
報告者:久礼克季、冨田暁、大東敬典
洋学史関連の展示・シンポジウムなどの情報です。
たくさんの情報をお待ちしています。
日時:2023年3月29日(水)13:00 - 16:00
開催方法:現地×Zoomオンラインのハイブリッド形式
@現地参加:東京大学国際学術総合研究棟1階文学部3番大教室
AZoomオンライン参加
報告者:
ヒド・ファン・メールスベルヘン(ウォーリック大学)
'Comparing Hofreizen: Perspectives from Mughal India'
大東 敬典(東京大学史料編纂所)
'Hofreizen to Persia: Environments and Cooperation'
レナルト・ベス(ライデン大学)
'Hofreizen in South India as Windows to the Power of Indian Courtiers'
司会:大東 敬典(東京大学史料編纂所)
言語:英語
日時:2023年4月22日(土)13:30〜15:00
会場:東京国立博物館 平成館 大講堂
講師:遠藤楽子(東京国立博物館 情報資料室主任研究員)、ベッティーナ・ツォルン氏 /Dr. Bettina Zorn(オーストリア・ウィーン世界博物館 東アジア部門学芸員)
聴講料 無料/事前申し込み制:詳細はこちら
日時:2023年4月8日(日)14:00〜17:00
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加費無料/要事前登録:申し込みフォームはこちら
【書評】ペーター・パンツァー、沓澤宣賢、宮田奈奈編
『1873年ウィーン万国博覧会:日墺からみた明治日本の姿』思文閣出版、2022年
【評者】鈴木楠緒子(文部科学省教科書調査官)
【編者・執筆者リプライ】編者:沓澤宣賢(東海大学名誉教授)、執筆者:堅田智子(関西学院大学助教)
日時:2023年3月19日(日)
会場:東京藝術大学音楽学部5-109教室(簡易ハイブリッド形式)
参加費無料/要事前登録:申し込みフォームはこちら
詳細:第1部:シンポジウム&ミニコンサート
「近代日本と西洋音楽理論―超領域的展開の試み―」
近代日本音楽史研究では、西洋音楽受容について多様な研究が蓄積されているが、その中でも西洋音楽理論の受容や、日本と西洋の理論上の相互作用については研究が少なく、なお未知の部分が多い。そこで、近代日本音楽史と西洋音楽理論の双方の領域から、複数の地域を対象として、演奏を交えつつ領域横断的にこのテーマにアプローチする。
第2部:国際シンポジウム
「相互文化主義と「洋楽」研究の現在―東西二元論とその超克―」
近年海外で関心が高まる日本の「洋楽」研究。様々な文化的背景をもつ研究者どうしの議論を通して、フランス近現代音楽を中心とした西洋と東アジアの芸術音楽における異文化間研究の在り方を探り、東西二元論にとらわれない解釈の方法と視点を提示する。
開催期間:
2023年3月11日(土)〜7月30日(日)
会場:津山洋学資料館(岡山県)
洋学史関連の雑誌・書籍などの情報です。
たくさんの情報をお待ちしています。
青木周蔵、伊藤博文、井上馨、井上勝之助……彼らのかたわらには、「もう一人のシーボルト」がいた。
約40年間、日本とヨーロッパを拠点に活動した明治政府のドイツ人外交官アレクサンダー・フォン・シーボルト。広報外交戦略によってウィーン万博を成功に導き、条約改正や黄禍論との戦いに挑み、「日本帝国近代史の化身」と評された外交官人生とその業績、そして明治日本にもたらされた広報外交の裏面史を日独双方に眠る外交文書、日記、書簡、ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵資料から解き明かす。
>>詳細はこちら >>ちらしはこちら
著者:堅田智子
発行:思文閣出版
刊行年月日:2023年3月
現地調査に基づいた本草学の研究に取りくみ、その功績から幕末の三大本草学者とよばれる先哲・賀来飛霞。『油布嶽採薬図譜』や『高千穂採薬記』など、彼が全国をめぐり記した採薬記や紀行文等を収載。
>>詳細はこちら
編集:大分県立先哲史料館
発行:大分県教育委員会
刊行年月日:2022年3月
近世日本において西欧では唯一の交流があったオランダを通して、世界のなかの日本を知るための史料入門。習得が難しいとされるオランダ語史料の読み解き方を具体的に史料をもとに解説する。基本的な文法知識や史料の位置づけも詳述し、日本語だけではわからない外国語史料からみた日本史の魅力を伝える。 >>詳細はこちら
編者:松方冬子
発行:東京大学出版会
刊行年月日:2022年3月
オーストリア・日本双方の視点、日本政府に関わった外国人の視点から日本のウィーン万博参加を複眼的に検討することに加え、各分野で進む最新の研究を集成することで、従来の「殖産興業政策への貢献」という評価にとどまらないウィーン万博像を描出する。
編者:ペーター・パンツァー/沓澤宣賢/宮田奈奈
発行:思文閣出版
刊行年月:2022年4月
第1章 ウィーン万国博覧会を介した日墺関係の始まり(ペーター・パンツァー)/第2章 ウィーン万国博覧会でウィーンの人々が見た日本(ペーター・パンツァー)/第3章 ウィーンのジャポニスム黎明期(宮田 奈奈)/第4章 ウィーン万国博覧会後のジャポニスムをめぐって(堅田 智子)/第5章 ウィーン万国博覧会と日本の参同(沓澤 宣賢)/第6章 幕末・明治初期の万国博覧会と佐賀藩ネットワーク(伊藤 真実子)/第7章 ウィーン万国博覧会と国家事業としての写真制作(谷 昭佳)/第8章 ウィーン万国博覧会の展示品収集と「産物大略」(阿部 大地)/第9章 海を渡った物品のその後とニール号沈没の影響(遠藤 楽子)