日時:2018年3月4日(日)13:30-17:00
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室
13:30〜13:40 趣旨説明:松方冬子(東京大学史料編纂所)
13:40〜14:20 報告:菊地悠介(川崎市公文書館)
江戸時代中後期における茶の流通と横浜開港
―開港場における外国商社への販売過程を中心に―
14:20〜15:00 報告:ロバート・ヘリヤー(ウェイクフォレスト大学)
「Japan Teaブランド」の構築 太平洋を渡った緑茶
※報告は日本語で行われます
15:00〜15:15 休憩
15:15〜15:30 コメント:オスカル・ブレケル(日本茶インストラクター)
15:30〜15:45 コメント:横山伊徳(東京大学史料編纂所)
15:45〜17:00 討論
洋学史学会では毎年、日本薬史学会、日本医史学会、日本獣医史学会、日本歯科医史学会、日本看護歴史学会とともに、六史学会として合同例会を開催しています。
日時:12月16日(土)14:00〜18:00
会場:順天堂大学 10号館105カンファレンスルーム
本郷・お茶の水キャンパスマップ
会費:500円 >>チラシはこちら
13:30 受付
14:00 - 14:35 洋学史学会 :片桐 一男
「シーボルト事件で罰せられた三通詞」
14:35 - 15:10 日本薬史学会 :伊藤美千穂
「シソの古典的記述から」
15:10 - 15:45 日本獣医史学会 :唐仁原景昭
「犬の狂犬病頭数の消長と撲滅までの社会的要因分析」
16:05 - 16:40 日本歯科医史学会:北野 元生
「西東三鬼と平畑静塔らの戦争俳句 ― 治安維持法との関わりについて」
16:40 - 17:15 日本看護歴史学会:鈴木 紀子
「陸軍看護制度の成立過程〜橋本綱常の上申を中心に〜」
17:15 - 17:50 日本医史学会 :町 泉寿郎
「自筆資料からみる曲直瀬道三の医学と医療」
時間:18:00〜19:30
場所:順天堂医院1階エスカレーター横
会費:6,000円
19:30 閉会
日時:2017年12月3日(日)13:00〜15:50
会場:名古屋市東山植物園 東山動植物園(植物園)
このたび『伊藤圭介日記』第23集が刊行の運びとなりました。本集は、明治13年の1月から2月までを扱っています。
圭介翁は新年を迎えて、年始の来客や挨拶先への対応、書状への返礼、そして頼まれていた書画の揮毫など、当時の生活の様子を細かに記録しています。
外での生活は、小石川植物園と上野教育博物館への出勤、東京学士会への出席、外務省から植物調査の依頼などがあり、洋々社の社中としても多忙な日々を送っています。
この機会に、本集の紹介を兼ねて出版記念会を開催することになりました。ぜひとも、ご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。
杉村啓治氏(圭介文書研究会会員):伊藤圭介の稿「草本之図」
幸田正孝氏(圭介文書研究会会員):
張斯桂と『万国公法』−伊藤圭介と清副行使・張斯桂との交流(1)−
邑田裕子氏(東京大学大学院理学系研究科附属植物園):
小石川植物園所蔵の『梅花正寫』と賀来飛霞著『小石川植物園梅品』
及び関係資料について
田中純子氏(練馬区立牧野記念庭園記念館学芸員):
伊藤篤太郎宛書簡の紹介−伊藤圭介の葉書を中心に−
河村典久氏(中京大学人工知能高等研究所):
浅井平一郎著『丹波修治先生傳』の紹介(三)
主催:名古屋市東山植物園・圭介文書研究会・洋学史学会
後援:日本医史学会東海支部・慾斎研究会
日時:2017年11月5日(日) 13:30-17:00
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室
趣旨:
『長崎先民伝』は、近世前期長崎の学問と文化にまつわる基礎史料として広く知られている。本ミニ・シンポジウムは、昨年同書についての初の総合的研究書兼史料集となる『長崎先民伝注解』(勉誠出版)が刊行されたことを受けて企画したものである。その出版に関わられた方をお招きし、『長崎先民伝』から見えてくる世界や今後の研究の展望について、幅広い視点から考える場とすることを目的とする。とくに、蘭学の背景・隣にあった漢学などの学知や、そうした知識を担った人々の交遊関係に着目することで、近世長崎の知を多角的に探求するきっかけとしたい。
13:30-13:35 趣旨説明:平岡隆二(熊本県立大学文学部)
13:35-14:20 報告:
「長崎という磁場―唐通事盧草拙を中心に―」
川平敏文(九州大学文学部)
14:20-15:00 報告:
「西川如見の水土論と神道思想」
吉田宰(九州大学大学院)
15:00-15:10 休憩
15:10-15:50 報告:
「長崎聖堂の学問と教育−向井元成、唐蘭御用、地役人教育−」
平岡隆二(熊本県立大学文学部)
15:50-16:10 コメント:
大島明秀(熊本県立大学文学部)
16:10-17:00 総合討論:
司会・松方冬子(東京大学史料編纂所)
9月9日(土)、10日(日)に、無事に一関大会を終えることができました。お世話になりました一関市博物館の皆様をはじめ、調査・見学をさせていただきました佐藤良友様、高野長英興田顕彰会の皆様、芦東山記念館の皆様、高野長英記念館の皆様、会場に足を運んで下さった皆様に、心より感謝申し上げます。訪れる先々で、心のこもったおもてなしをいただき、忘れられない2日間になりました。
地域に残る豊富な歴史資料に触れながら、ベテランから若手まで、専門分野を超えて学ぶことができ、大変有意義な大会となりました。
本年は杉田玄白没後200年にあたります。一関の医師建部清庵と江戸の杉田玄白との医学交流が、『和蘭医事問答』を生み、『解体新書』につながり、わが国蘭学の濫觴をなしました。一関出身医師大槻玄沢は、玄白の蘭学開拓を支え、芝蘭堂において多くの門人を育てました。水沢出身の高野長英は、江戸・長崎へ出て、シーボルト門の俊英として、渡辺崋山らと交流し、蘭学史上に異彩をはなっております。
本大会において、長崎にほど遠い東北の地において、地域の蘭学者たちは、どのように西洋の学問を学び、交流し、地域に生かしていったのか、その学問と地域的特色は何かなどを、「東北の蘭学」をテーマに考えてみたいと思います。
本大会は洋学史学会と一関市博物館の共催で開催いたします。一般参加も歓迎します。どうぞ、ご参加ください。
※事前申し込みが必要です。申し込みはこちらまで。
会場:一関市博物館 (アクセス情報はこちら)
◆一ノ関駅前バスプール9番乗り場から厳美渓行きバスで490円。
バス停「厳美渓」で下車してください。(バス停から徒歩5分)
▽バス時刻表(土曜・日曜・祝日用)(岩手県交通)
▽一ノ関駅 バス乗り場のご案内(岩手県バス協会)
▽一関営業所管内路線図(岩手県交通)
◆タクシー料金目安(一ノ関駅 ⇔ 一関市博物館)・・・3000円
11:00〜11:30
相馬美貴子学芸員による一関市博物館展示案内
「玄沢と蘭学」の展示室に、杉田玄白にゆかりの深い資料を展示予定。
希望者は事前連絡が必要です。申し込みはこちらまで。
13:00〜 開会行事
入間田宣夫一関市博物館長挨拶
沓沢宣賢洋学史学会会長挨拶
13:15〜 研究報告
13:15〜 別所興一「渡辺崋山と高野長英」
13:50〜 大沢眞澄「高野長英の分離術についての関心」
14:25〜 鈴木幸彦「大槻玄沢のもたらしたもの」
15:00〜 休憩
15:20〜 特別講演
吉田 忠「「蘭学東漸ーー杉田玄白、建部清庵、大槻玄沢」
16:30〜 質疑応答・「東北の蘭学」についてミニシンポジウム
17:00 終了
蔵元レストラン せきのいち
〒021-0885 岩手県一関市田村町5-42 電話0191-21-1144
会費5000円(※会費は当日集めます)
※「せきのいち」さんが中心となって取り組まれている、建部清庵にちなんだ「摘み草料理」のご紹介などがあります
※巡見費用は当日集めます
8:30 一ノ関駅発
8:40〜55 豊吉の墓
9:30〜10:30 一関藩医曽根玄a宅(現:佐藤良友家)
※医学関係資料等の見学(この医学資料は圧巻です)
11:50〜12:30 昼食(興田市民センターにて)
12:40〜13:55 小森塾(復元建築)
岩手県一関市大東町鳥海字小森
※高野長英興田(おきた)顕彰の方によるお話
※高野長英の祖父の塾で、長英が幼い頃学んだと伝えられています
13:05〜14:20 芦東山記念館
〒029-0521 岩手県一関市大東町渋民字伊勢堂71-17
※芦東山関係資料のうち、医学関係資料等の見学
15:00〜15:40 高野長英記念館
〒023-0857 岩手県奥州市水沢区中上野町1番9号
※特別展開催の予定、展示解説付き
16:20頃 一関駅着
<参考情報>
東北新幹線 一ノ関駅発東京方面 (上り) 土曜・休日 の時刻表はこちら
・蔵ホテル一関 岩手県一関市大手町2-1 ホームページ
・ホテルサンルート一関 岩手県一関市上大槻街2-37 ホームページ
・東横イン一ノ関駅前 岩手県一関市上大槻街2-33 ホームページ
・アットホテル 岩手県一関市上大槻街73-1 ホームページ
※アットホテルは2軒あるので、駅前の方にするように注意して下さい。
いちのせき観光NAVI ホームページ
一関市 観光・歴史・文化 ホームページ
一関市 観光パンフレット ホームページ
日時:2017年7月2日(日)13:30-17:00
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室
松尾悠亮 「福岡藩主黒田斉清の蘭学的知識」
塚越俊志 「加賀藩の海軍組織について(仮)」
加藤僖重 「シーボルトコレクション中のピエロー(Pierot)の標本について」
日時:2017年5月21日(日)
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室
1.平成28年度事業報告
2.平成28年度事業監査報告
3.平成29年度事業計画
(1)事業計画・行事等
(2)『洋学史研究事典(仮)』について
4.その他
大槻玄沢は、翻訳こそが蘭学の中心的営為であると述べている。のちに蘭学は洋学を経て、近代日本の学問の正統となり、その過程で、「社会」「自然」など多くの漢語を生み出した。これは、中国ではなしえなかった営為であり、このとき生み出された漢語は、現代のわれわれ自身の思考をも規定している。
しかし、まさに今日、翻訳を経ない学問の輸入(と発信)が推し進められようとしている。この動きは、近代日本学術の蓄積を無にするかもしれない。だが、一方で、翻訳による学知の輸入が日本の学術の孤立を生み出してきた側面はないのだろうか。
本大会シンポジウムでは、翻訳語の創出という側面から、蘭学・洋学について考えることにしたい。
13:00〜13:10 趣旨説明:松方冬子(東京大学史料編纂所 准教授)
13:10〜13:45
「仙台藩藩校養賢堂における翻訳事情」
阿曽歩(国際基督教大学大学院)
13:45〜.14:20
「蘭学と近世社会―「翻訳の享受」という視角から―」
矢森小映子(東京大学史料編纂所 学術支援専門職員)
<休憩>
14:30〜15:05
「訳語の定着と大衆認識 -「アメリカ合衆国」「共和政治」の翻訳をめぐって」
橋本真吾(東京工業大学大学院博士後期課程)
15:05〜15:40
「翻訳と政治思想―「権利」の概念を中心に―」
大久保健晴(慶應義塾大学法学部 准教授)
<休憩>
15:50〜16:10 コメント:施光恒(九州大学 准教授)
16:10〜17:00 総合討論
会場:ディンプル(DIMPLE)
東京都調布市布田1-26-12-110 Tel:042-489-6805