近年本学会の大会は、佐渡や熊本など首都圏以外の地域へ赴き博物館見学などのエクスカーションを実施して参りました。これに対し、昨年の佐倉(千葉)大会では、他地域から首都圏へ参会の機会を勧めるため実施致しました。しかしながら、あいにくの台風直撃のため半数以上の参加予定者が欠席を余儀なくされました。
本年は昨年の目的である首都圏における開催を再び企画し、東京東部に所在するたばこと塩の博物館を会場に大会を実施します。同館は、洋学との関わりが深く、「おらんだの楽しみ方(2008)」「阿蘭陀とNIPPON(2010)」「産業の世紀の幕開け ウィーン万国博覧会(2018)」等々洋学やオランダ関連の特別展が開催されています。
大会当日は、たばこと塩の博物館の館内スペースをお借りして「金唐革と本草・洋学資料に見るたばこ」をテーマに、ミニ展示を開催します。本草書や金唐革の実物が目の当たりにできますので、これを機会に是非足をお運びいただけたら幸いです。
日時:2025年10月11日(土)11:00〜16:30(10:30 受付開始)
会場:たばこと塩の博物館 3階 視聴覚ホール(定員60名)
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*入館料300円は各自でご負担ください
開催方法:対面のみ
事前登録制(先着順):10月4日(土)までにお申し込みください。(懇親会の参加申し込みは締め切りました)。
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申込み後、自動返信メールが届きます。yogakushi.reitaikai★gmail.com(★→@)からのメールが受信できるように設定をお願いいたします(メールが届かない場合は、kikaku★yogakushi.jpn.org(★→@)までご連絡ください)。
司会:御巫由紀(千葉県立中央博物館展示課長)、松村紀明(帝京平成大学准教授)
開会挨拶 平野恵(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室専門員)
研究報告@ 平野恵
「本草書・洋学書に見るたばこ」
研究報告A イサベル・田中・ファンダーレン(東京大学史料編纂所共同研究員)
「洋学に影響を与えた「もの」・金唐革」
西田亜未(たばこと塩の博物館学芸部学芸員)
「たばこと塩の博物館紹介」
研究報告B 石田千尋(鶴見大学名誉教授)
「更紗の輸入と国内流通」
研究報告C 太田由佳(日本学術振興会特別研究員 RPD)
「本草・物産書における挿画の発展:『花彙』および『物類品隲』に着目して」
研究報告D 鈴木達也(国際パイプ・アカデミー(英)名誉会長)
「キセルと喫煙の伝来と海外への伝播」
研究報告E 佐々木俊徳(青葉こころのクリニック院長)
「佐久間象山の希望で勝海舟が贈呈した和蘭辞書は佐々木元俊翻刻の『蕃語象胥』か?」
研究報告F 菊地悠介(桜美林学園総合企画部学園史編さん室専門調査員)
「博物館の抱える諸問題―地域における洋学資料と研究の視点から―(仮)」
閉会挨拶
会場:1階 ワークショップルーム
会場:ひもの 炉端焼き 未蔵や
時間:17:30〜
会費:5,000円
※懇親会の参加申し込みは締め切りました。
会場の都合上、当日申し込みは受け付けません。
また、キャンセルをお申し出の場合は、キャンセル料をご負担いただきますこともご承知おきください。
東京大会に関するご質問等ございましたら、洋学史学会研究・企画担当(kikaku★yogakushi.jpn.org)(★→@)までご連絡ください。
研究発表大会会場、懇親会会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください。