Home2022年度 過去の例会・大会・シンポジウム情報

2024年度 過去の例会・大会・シンポジウム情報

3月例会

3月例会は報告希望者がいなかったため、休会となりました。

六史学会(合同例会)

 洋学史学会では毎年、日本薬史学会、日本医史学会、日本獣医史学会、日本歯科医史学会、日本看護歴史学会とともに、六史学会として合同例会を開催しています。

日時:2024年12月14日(土)14:00〜17:50
会場:二松学舎大学(九段キャンパス) 九段1号館5階507教室
   〒102-8336 東京都千代田区三番町6-16
   東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下」駅2番出口から徒歩8分。
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)

発表

進行:田中幸子(看護歴史学会)

洋学史学会:小澤健志(NAAリテイリング)
「17世紀に西洋で出版された医学書に紹介された日本人」

日本医史学会:百瀬 祐(杏雨書屋)
「杏雨書屋の古地図について―アロウスミス方図と新訂万国全図を中心に―」

日本薬史学会:森本和滋(創立70周年記念事業実行委員長)
「日本薬史学会創立七十周年記念号(薬史学雑誌)の刊行を感謝して」

休憩

日本獣医史学会:中山裕之(日本獣医史学会理事、東京大学名誉教授)
「日本における動物病理解剖症例の変遷
  ―明治から令和における動物の病気の移り変わり―」

日本歯科医史学会:永藤 欣久(東洋学園大学東洋学園史料室)
「近代女性歯科医師の養成」

日本看護歴史学会:野口理恵(奈良女子大学アジア・ジェンダー文化研究センター)
「愛徳姉妹会の戦時救護―クリミア戦争に赴いた人物の記録を手がかりに―」

18:00〜20:00 懇親会

会場:二松学舎大学(九段キャンパス)九段1号館13階
会費:5000円(当日現金払い、要予約)

『伊藤圭介日記』出版記念会

日時:2024年12月15日(日)13:30〜16:00
開催方法:対面のみ(申込不要、直接会場にお越しください)
会場:名古屋市東山植物園 植物会館研修室

主催:伊藤圭介文書研究会・洋学史学会・名古屋市東山植物園
後援:日本医史学会東海支部・慾斎研究会

記念講演

邑田裕子(元摂南大学薬学部):
明治十年代の小石川植物園の実像(三)小石川植物園日誌・明治十八年を中心に

岩津都希雄(元岩津皮膚科医院院長):伊籐篤太郎英国留学便り-伊藤家三代史料より-

河村典久(中京大学人工知能高等研究所特任研究員):伊藤圭介と印葉図

幸田正孝(伊藤圭介文書研究会会員):伊藤圭介の魚尾竹説

財部香枝(伊藤圭介文書研究会会員/中部大学):
伊藤圭介と「ドクタア・グッドエール」

・ご入園の際は、会員向けにメールまたは郵送した案内状を入園門改札にご呈示ください。
・当日の出席者には、会場で『伊藤圭介日記』第30集を1冊進呈いたします。
なお、購入ご希望の方は、名古屋市東山植物園へお申し込みください(代金として、1冊2500円 郵送希望の方は送料(切手)360円を申し受けます)。

12月15日(日)10:00より名古屋市東区において不発弾の撤去作業が行われます。

東山動植物園(千種区)は撤去作業現場とは離れているため避難区域には入ってはおりませんが、道路交通規制および公共交通機関への影響がありますので、当日の最新情報をご確認いただき、時間に余裕を持っておこしいただきますようお願いいたします。

11月 洋学史学会・日本医史学会合同例会

蘭方内科医・吉田長淑の事績

 本年は、吉田長淑没後200年に当たります。吉田長淑(1779‐1824)は、日本初の西洋内科医として有名ですが、ここ30年ばかりその研究は進んでおりません。そこで、没後200年を記念して、洋学史学会と日本医史学会からそれぞれ発表者を募り、合同例会を開催することになりました。
 洋学史学会からは、2007年・2008年度洋学史学会長、平野満(故人)の業績から、長淑とその門人研究を呈示し、研究史を改めて振り返ります。併せて文京区内の近世医家の墓碑・記念碑を、地域文化財の視点から紹介します。
 日本医史学会からは、没後200年を迎えた、地元金沢における動向と、金沢藩医としての長淑の横顔を報告していただきます。
 これまで洋学史学会では、吉田長淑を扱うことはありませんでしたが、日本医史学会ではかつていくつかの報告がありました。本例会は、日本医史学会と合同で開催することで、医学史方面からのアプローチを加えて、長淑の洋学研究・医学研究、さらに国学まで広がった裾野の広い学藝の状況を見つめ直してみたいと思います。
 本例会は、吉田長淑の門人研究、長淑にゆかりある井上圓了が創立した東洋大学を会場に開催します。また例会開催前に、朝川鼎(善庵)撰文「駒谷吉田先生碑記」(文政8年6月建立)を養源寺にて見学する予定です。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

吉田長淑記念碑見学

◆日時:2024年11月16日(土)12:45〜13:30
(東洋大学 合同例会会場への移動時間を含む)
◆集合時間・場所:12:35 養源寺門前 集合
最寄り駅:南北線「本駒込」駅より徒歩3分。千代田線「千駄木」駅より徒歩10分。都営三田線「白山」駅より徒歩7分。
◆開催方法:対面のみ、事前申込制(申込フォームよりお申込みください)
◆石碑解説:平野恵(台東区立中央図書館専門員・洋学史学会会長)

洋学史学会・日本医史学会合同例会

◆日時:2024年11月16日(土)13:30〜(13:00 受付開始)
◆会場:東洋大学白山キャンパス 6号館2階(西門そば) 6209教室
>>白山キャンパス アクセス
>>6号館へのアクセス
最寄り駅:都営三田線白山駅、千石駅、東京メトロ南北線本駒込駅

◆開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)、事前申込制

白山キャンパス_アクセス

プログラム

司会:松村 紀明(帝京平成大学准教授)

日本医史学会理事長挨拶:町 泉寿郎(二松学舎大学教授)

洋学史学会会長挨拶:平野 恵(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室)

報告:
平野 恵
(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室)
「吉田長淑と蘭馨堂門人の研究史 附.新出資料『蒙評判』の解説」
町田 聡(文京区文化財調査員)
「文京区内における近世医家の墓碑・記念碑」
佐藤 真奈美(日本メディカルアロマテラピー協会)
「加賀藩医としての吉田長淑と金沢における吉田長淑顕彰活動について」

懇親会

時間:17:00〜19:00
会場:東洋大学白山キャンパス内食堂(決まり次第お知らせします)
参加費:4,000円

2024年度 洋学史学会 佐倉大会

当日は台風10号の影響で、残念ながら欠席を余儀なくされた申込者も多くいらっしゃいましたが、会場には会員・非会員を合わせて23名が集まり、充実した研究発表大会となりました。

くらしの植物苑特別企画「伝統の朝顔」展観賞会

台風10号の影響により、くらしの植物苑が臨時休苑になったため、観賞会も中止となりました。

研究発表大会

 これまで本学会の地方大会では、エクスカーションにおいて各地域の博物館を見学し、新知見や各地域の実情を得、地方大会を機に論文執筆まで昇華した事例も見られました。
 本大会では地方へ赴くばかりでなく、逆に地方における研究者の首都圏への出張の機会をうながすべく、首都圏における大会を開催します。洋学史では縁の深い「佐倉」という場を選び、佐倉と洋学の関連性、研究における展示の重要性など、さまざまな視点から洋学史を学べる機会になればと考えております。

レジュメは各自で印刷してご持参ください。
(ダウンロード用URLは、お申し込み後にお送りした自動返信メールに記載してあります)

日時:2024年8月31日(土)13:20〜(12:50 受付開始)
会場:国立歴史民俗博物館 本館ガイダンスルーム(総合案内脇)
>>会場までのアクセス
開催方法:対面のみ、事前申込制(フォームよりお申込みください。8/28(水)〆切)

プログラム

司会:海原亮(住友史料館主席研究員)、松本英治(開成中学校・高等学校教諭)

会長挨拶:平野 恵(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室)

記念講演:日高 薫(国立歴史民俗博物館教授)「外交贈答品としての漆器」

報告:
増田友哉
(日本学術振興会特別研究員)
「平田派国学者の洋学利用をめぐって――拡張される神話とコスモロジー」
松村紀明(帝京平成大学准教授)
「『渡辺弥一兵衛事蹟』と『渡辺弥一兵衛行状』
  〜佐倉洋学を支えた堀田正睦側近の史料〜」
松方冬子(東京大学教授)
「国書外交から外交官外交へ―19世紀前半 オランダ商館長の変質―」
佐藤賢一(電気通信大学教授)
「自然真営道と阿蘭陀流町見術」

閉会挨拶:松村紀明(帝京平成大学准教授)

懇親会

予定通り開催いたします。

時間:17:30〜19:30
会場:や台ずし(京成佐倉駅前)

7月例会

今回より、新しい会場になります。ご注意ください。

日時:2024年7月27日(土)14:00〜17:00
会場:東洋大学(白山キャンパス) 6号館3階(西門そば) 6317 教室
   東洋大学 みんなのマップ
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)、事前登録制

対面参加/オンライン参加どちらでも、必ず事前登録をお願いします。事前登録のない方は、東洋大学に入構することができません。(対面参加の方は、7月24日(水)までにお申し込みください)

報告

司会:松村紀明

谷地彩(上智大学総合人間科学部心理学科特別研究員)
   「フランシス・ブリンクリーの結婚に関する国内外の影響」

佐藤賢一(電気通信大学教授)
   「越後流軍学と阿蘭陀流町見術」

懇親会(会員限定)

時間:17:30〜19:30
会場:東洋大学(白山キャンパス) 4号館1階Stellar

参加者の方へ

お申し込み後、事務局より自動返信メールが届きます。

yogakushi.reitaikai★gmail.com(★→@)からのメールが受信できるように設定をお願いいたします。
自動返信メールで@レジュメダウンロード用URLAオンライン参加のためのURL をお知らせします。
メールが届かない場合は、事務局までご連絡ください。

運営方法の見直しにより、いくつか変更点があります。ご協力のほど、よろしくお願いします。

・対面参加の方も、レジュメの印刷を各自でお願いすることになりました。お申込み時にレジュメダウンロードのURLをお知らせします(前日までにアップします)。当日は各自印刷のうえ、ご持参ください。
・オンライン配信で不具合が生じた場合、後日動画を配信します。

当日は、東洋大学(白山キャンパス)の西門から入構し、「西門受付」にある名簿をチェックしてもらってください。正門・南門からは入構しないでください。

白山キャンパス_アクセス

2024年度総会・シンポジウム

開催日時:2024年5月18日(土)
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 A棟202
   電気通信大学 交通・学内マップ

寄贈図書頒布会 10:00〜

会場(電気通信大学 A棟202)にて、これまで洋学史学会に寄贈された図書・雑誌の頒布会を行います。ぜひご参加ください。

総会

日時:2024年5月18日(土)11:30〜12:30(オンライン参加者は11:15入室開始)
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 A棟202  電気通信大学 交通・学内マップ

シンポジウム「アレクサンダー・フォン・シーボルト再発見
 ― 一次文献による「知」の越境と日独交流 ―」

日時:2024年5月18日(土)13:45〜17:30(オンライン参加者は13:30入室開始)
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 A棟202  電気通信大学 交通・学内マップ

要旨:

 本シンポジウムでは、「大・小シーボルト」もとい父フィリップ・フランツと弟ハインリッヒに挟まれて影が薄かった長男にして兄のアレクサンダー・フォン・シーボルト(1846-1911)に注目する。父の日本追放から30年を経た1859(安政6)年、日本を訪れた弱冠12歳の彼は、以後、近代日本の外交史に不可欠な存在として、終生ユニークな役割を果たした。
 しかし今回のシンポジウムは、彼自身よりも、彼が遺した一筋縄では扱えない「一次資料」自体が引き寄せた、異なる三分野の専門家の連携によって判明した文献調査報告に重点がある。ここでいう「一次資料」とは、東京大学総合図書館所蔵の書簡集や日記などからなる「シーボルト文書」であり、この「シーボルト」は長男アレクサンダーに他ならない。
 外務省と東京大学がドイツからアレクサンダー・フォン・シーボルトの遺稿を購入してから1世紀が過ぎた。この間に日独両国の研究者が折に触れて調査・研究を進めたものの、結局、完遂できていない。明治日本の外交戦略、とりわけ条約改正の裏面史を探る重要な史料と位置付け、小村寿太郎や金子堅太郎が入手にむけて奔走した一方で、なぜこれまで遺稿の全体像が明らかにならなかったのか。
 地道な紙媒体資料の整理・分析と古い活字体・筆記体の解読というオーソドックスな文献学的手法を得意とする「歴史学」と「文学」の研究者に「図書館」が関与して初めて再構築の糸口が開けた経緯と展開について、中村氏と堅田氏がそれぞれの視点から報告する。次いで報告Bでは、今年生誕275年を迎えるドイツの詩人ゲーテを専門とするドイツ文学者・石原氏が、なぜ10年以上も前に、洋学史とは別ルートで「アレクサンダー・フォン・シーボルト」にアプローチする必要があったのか、これまた日蘭関係の陰に隠れがちな近代日本とプロイセンを結ぶ学術交流について、歴史学とはやや違う切り口から語る。
 本シンポジウムでは、アレクサンダー・フォン・シーボルトの遺稿を契機とした思いがけない領域横断研究の成果発表に留まらず、領域が異なる共同研究の難しさ、所蔵する立場からの問題などについても、参加者も加えた活発な議論が期待される。

プログラム:

報告@中村美里(東京大学附属図書館 情報サービス課資料整備チーム係長)
「東京大学総合図書館所蔵の「アレクサンダー・フォン・シーボルト文書」について」

報告A堅田智子(関西学院大学助教)
「外務省が守りたかった「シーボルト文書」:東京大学総合図書館、外務省外交史料館所蔵資料にみる遺稿受け入れと分割の過程」

報告B石原あえか(東京大学教授)
「ふたりのアレクサンダー:〈銀の時代〉のザクセン=ヴァイマル=アイゼナッハ大公国と日本を結ぶ点と線」

コメンテーター@沓澤宣賢(東海大学名誉教授)
コメンテーターA佐藤賢一(電気通信大学教授)

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