Home2022年度 過去の例会・大会・シンポジウム情報

2023年度 過去の例会・大会・シンポジウム情報

3月例会

日時:2024年3月9日(土)13:30〜
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 A棟202   電気通信大学 交通・学内マップ

プログラム

太田由佳(日本学術振興会特別研究員RPD)
  稲若水に始まるナチュラルヒストリーの系譜
   ー宇田川榕菴『植学独語』を手がかりとしてー

橋本真吾(フェリス女学院大学講師)
  プリンセンとニュウエンホイスー蘭学者を「啓蒙」した19世紀オランダの群像

河瀬真弥(京都大学大学院博士後期課程)
  人々は「とほめがね」にどのようなイメージを抱いていたか
   ――俳諧、明治期国語辞書から探る望遠鏡享受史――

六史学会(合同例会)

 洋学史学会では毎年、日本薬史学会、日本医史学会、日本獣医史学会、日本歯科医史学会、日本看護歴史学会とともに、六史学会として合同例会を開催しています。

日時:2023年12月16日(土)14:00〜18:00
会場:二松学舎大学九段 4号館3階 4031教室(受付13:30〜)
開催方法:会場とオンラインのハイブリッド開催
事前登録:当日参加も可能でございますが、準備の関係上、事前登録にもご協力をいただければ幸いです。(オンラインでのご参加の場合は、必ずお名前に(フルネーム)をご入力ください。) 事前登録フォームはこちら

発表

進行:西巻明彦(日本歯科医史学会)
日本看護歴史学会:小川典子
「ナイチンゲール研究から学ぶこれからの看護
 ―訪問看護という古くて新しい概念―」

洋学史学会:長田直子
「幕末期、多摩地域の漢方医家の蘭学受容 ―3家の医家の比較から」

日本医史学会:吉田 忠
「『解体新書』の意識」

日本薬史学会:辰野美紀
「フリードリッヒ二世の医薬法とその写本をめぐる諸問題」

日本獣医史学会:小野寺節、窪崎敦隆
「獣医および公衆衛生分野におけるレギュラトリーサイエンスの歴史」

日本歯科医史学会:渋谷 鑛
「日本歯科医史学会50年の軌跡」

18:00〜 懇親会(対面のみ)

会場:二松学舎大学九段 1号館 13Fラウンジ
会費:6000円(当日現金のみ)

『伊藤圭介日記』出版記念会

日時:2023年12月16日(土)11:00〜12:00(10:30開場)
開催方法:対面
会場:名古屋市公館レセプションホール

記念講演

幸田正孝(伊藤圭介文書研究会会員)
1881年(明治14)に伊藤圭介(79歳)を訪ねた20歳の牧野富太郎

邑田裕子(元摂南大学薬学部)
明治十年代の小石川植物園の実像(二)「小石川植物園日誌・明治十七年を中心に」

岩津都希雄(元岩津皮膚科医院院長)
伊籐篤太郎英国留学に至るまでの四ヶ月間 ―伊藤家三代史料より―

11月シンポジウム

テーマ:植物と洋学

 洋学史は、蘭学・洋学を軸として、周辺の学問と深い関連性をもっています。これまで、洋学史学会において植物を対象にした研究には、シーボルトが収集した標本やライデンに日本産植物をヨーロッパの環境に適合するための馴化植物園の紹介や、将軍吉宗が注文した薬用植物、本草学者の和風温室の記録など多くの資料や論考が発表されてきました。
 本シンポジウムでは、美術史・遺伝学・園芸文化史・植物学それぞれの専門家をお招きし、植物と洋学に関わるテーマでご報告します。多くの方のご参加をお待ちしております。

日時:2023年11月11日(土)13:00〜(オンライン参加者入室開始時間:12:45)
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 A棟201   電気通信大学 交通・学内マップ

プログラム

澤田和人(国立歴史民俗博物館)
「国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑特別企画について/ジャポニズムと藤」

仁田坂英二(九州大学大学院 理学研究院)
「外国人が見た変化朝顔/日本人は遺伝の法則にいつ気がついたのか」

平野恵(台東区立中央図書館)
「外国人が見た菊/舶来園芸植物の命名について」

御巫由紀(千葉県立中央博物館)
「バラの研究における19世紀の洋書の活用」

コメント:田中純子(伊藤圭介文書研究会/練馬区立牧野記念庭園記念館)

質疑応答・全体討論

2023年度 洋学史学会 熊本大会

熊本大会は無事に終了しました。ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。
熊本大会

基調講演:
猪飼隆明
(大阪大学名誉教授)「横井小楠と洋学」


 古来より、長崎、対馬、琉球などを通じて、さまざまな人やモノ・道具・知の交流が行われてきました。それらの先進的な受容は、我が国の在来技術や学問を刺激し、大きな影響を与えてきました。
 本大会では、我が国の洋学における九州の特性と継承を、さまざまな交流から描き出したいと考えております。
 多くの会員のご参加をお待ちしております。

阿蘇くまもと空港から熊本県立大学への移動は、タクシーのご利用が便利です。

日時:2023年9月16日(土)、17日(日)
開催方法:対面のみ
会場:熊本県立大学・中ホール >>熊本県立大学 キャンパスマップ

*申込受付は終了しました

9月16日(土)研究発表大会 12:50〜(12:30 受付開始)

洋学史学会会長挨拶:平野 恵(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室)

基調講演:猪飼隆明(大阪大学名誉教授)
「横井小楠と洋学」

木山貴満(熊本博物館)
「肥後藩の測量術における蘭学の影響について
 ―茂見伴右衛門の霊台橋架橋を事例に―」

松ア範子(熊杏会)
「村井椿寿(号琴山)と熊本藩の医学教育」

塚越俊志(東洋大学非常勤講師)
「熊本藩士岡田摂蔵の仏英体験について」(仮)

加藤僖重(牧野標本館客員研究員)
「シーボルト標本を探し続けた熊本大学の山口隆男博士」

閉会挨拶:大島明秀(熊本県立大学)

9月16日(土) 懇親会

17:30〜 泉樹庵

9月17日(日) エクスカーション

〔9:00〕熊本県立大学・本部棟前集合(建物@) → (バス移動) → 熊本博物館 → 昼食(菊池市) → 菊池市立中央図書館山鹿市八千代座 → 17:30 熊本駅 → 18:30 熊本県立大学 全体解散

宿泊は、各自お早めにご手配ください。

大学近くに宿泊施設はありませんが、水前寺周辺、または通町(上通、下通)の宿泊が便利です。
どちらもバス1本で熊本県立大学にアクセス可能です。

記念館・史跡

*水前寺周辺には、ジェーンズ邸(熊本地震で全壊、建て直して移築)、後藤是山記念館夏目漱石大江旧居水前寺成趣園(古今伝授の間)、熊本県立図書館があります。
*通町周辺には、熊本城、熊本県立美術館、熊本博物館、夏目漱石旧居、熊本大学五高記念館熊杏会肥後医育ミュージアム(平日のみ開館)、【古書店】舒文堂河島書店天野屋書店があります。

猛暑が予想されますので、十分な対策をお願いいたします。

7月例会

会場を変更しました。対面参加の方はご注意ください。

日時:2023年7月9日(日)14:00〜
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 東1号館705会議室
   電気通信大学 交通・学内マップ

平野 恵(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室)
「洋学史研究と地域史 ― 人名録を利用して」

報告要旨:
 近世後期の江戸在住の学者の居住地の地域的傾向を各種人名録から分析します。
 ここから、洋学が当時の学問界にとってどの程度の割合を占めていたのか、江戸在住者の地域的傾向が明らかになり、さらにその理由を考察する契機となると考えます。
 また、残存史料が少ないとされる東京中心部の地域史を、量的に把握するための手段としての、人名録利用を提言します。人名録の書誌・歴史的意義については、平野満「近世学藝の世界ー『人物志』出板の背景ー」(2001)に既に発表され、また報告者が『台東区史 通史編U』(2000)において台東区域の学者の特徴について触れましたが、その他の地域や洋学という問題意識で考えたことはなく、今回改めて分析して報告します。

佐藤賢一(電気通信大学)
「京都大学所蔵『規矩元法町見図解』の伝播経路について」

報告要旨:
 京都大学理学研究科数学科図書室に所蔵される『規矩元法町見図解』(1733年)について、その伝授の系統を明らかにすることができたので報告する。本史料は近世に広く流布した阿蘭陀流町見術(測量術)の中でも、清水貞徳を元祖とする清水流の伝書である。この伝書の発給者である河田権右衛門尉景忠が鳥取藩士であることを確認できたことから、他の伝授に関わった人物の来歴も判明した。近世の測量術の担い手として地方巧者の存在を挙げることができるが、河田に至る系統がまさに地方巧者に相当する人々であった。オランダ伝来とされる測量術の技法が17世紀後半に如何なる階層に伝播したのかを示す実例として、関連情報も交えて紹介する

2023年度総会・シンポジウム

今年度の総会・シンポジウムは、対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催です。多くの方のご参加をお待ちしております。

開催日時:2023年5月14日(日)13:00〜
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)306教室
   電気通信大学 交通・学内マップ

13:00 〜 総会(会員限定)

14:00 〜 シンポジウム「オランダ東インド会社と「契約」」

報告者:久礼克季(川村学園女子大学)、大東敬典(東京大学史料編纂所)、冨田暁(岡山大学)
要旨:
 17〜18世紀、オランダ東インド会社はインド洋からシナ海にかけて活発なアジア域内貿易を行い、その利益をもとにアジア=ヨーロッパ間貿易を推進したが、会社のアジア域内貿易は、アジア各地の政治的支配者と結んだ様々な合意によっても形作られていた。
 現地政権との合意は、多くの場合、オランダ語と現地の言語の両方で文書化されたが、現存する文書の大部分はオランダ語版であり、それらは「契約contract」と総称される。
 こうした会社の契約について、先行研究は、特定の地域で結ばれた個別の契約を究明してきたが、アジア各地の相当数の事例から全体の共通性、一般性を把握し、個々の契約の特殊性、独自性について考える作業は不足している。
 本シンポジウムは、これまであまり研究されてこなかった会社自身による契約収集の試みを紹介するとともに、具体的な文書をもとに、会社の契約に特徴的な形式や内容について考察を加えることで、上記の課題に取り組みたい。

プログラム:
14:00〜15:00 大東敬典「オランダ国立文書館所蔵「契約集」について」

15:00〜16:00 久礼克季・冨田暁・大東敬典「契約の形式と内容」
・先駆諸会社からの継承:バンダ
・貿易独占の試み:アンボイナ
・インド洋における「カピチュレーション」:ペルシア
・万民法と征服活動:フォルモサ
・対ポルトガル・スペインと地域支配:マラッカ
・私掠行為をめぐる現地政権との関係:ペルシア

16:15〜16:45 総合討論

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