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2019年度 過去の例会・大会・シンポジウム情報

3月例会 ミニシンポジウム

洋学と陸海軍の創設(パート2) 技術と制度の移転

3月1日(日)に予定しておりました、例会・シンポジウム「洋学と陸海軍の創設(パート2)」について、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、安全を最優先するという基本方針、報告者の体調などを考慮して、例会・シンポジウムの開催を中止(延期)することにいたしました。
 この間シンポジウムに向けてご準備・ご協力いただいた会員・関係者の皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解のほどお願い申し上げます。

日時:2020年3月1日(日)13:30〜17:30
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室

13:30〜13:40 趣旨説明 松方冬子(東京大学史料編纂所)

13:40〜14:20 水上たかね(東京大学史料編纂所)
   「維新期日本の統治体制と"海軍創立"」

14:20〜15:00 小澤一郎(東洋文庫研究員)
   「19世紀後半のイランにおける政府の火器調達をめぐって」

<休憩>

15:10〜15:50 塚越俊志(法政大学第二中高等学校非常勤講師)
   「19世紀における東アジアの海軍創設−日本・中国・朝鮮の軍事事情」

15:50〜16:30 大久保健晴(慶應義塾大学法学部)
   「江戸と明治を繋ぐ蘭学と西洋兵学の政治思想史」

16:30〜17:30 討論

六史学会(合同例会)

 洋学史学会では毎年、日本薬史学会、日本医史学会、日本獣医史学会、日本歯科医史学会、日本看護歴史学会とともに、六史学会として合同例会を開催しています。

日時:12月21日(土)14:00〜17:50
会場:順天堂大学 御茶ノ水センタービル6階601教室 順天堂大学 校内案内図
会費:500円
 *日本薬史学会ホームページはこちら

研究発表

13:30 受付開始
14:00 - 14:35 日本獣医史学会:小林朋子
   「日本における牛白血病の発生と拡散の歴史」
14:35 - 15:10 日本歯科医史学会:佐久間泰司
   「なぜ戦後、医学部と歯学部のみが6 年制大学となれたか」
15:10 - 15:45 日本看護歴史学会:佐々木秀美
   「ドイツにおけるディアコニッセ養成を原点とした看護教育の歴史」

15:45 - 16:05  −休憩(20 分間)−

16:05 - 16:40 洋学史学会:青木歳幸
   「野中家蔵書中の浅田宗伯自筆書籍について」
16:40 - 17:15 日本医史学会:永島 剛
   「ヴィクトリア時代イギリスにおける医師資格―高木兼寛の場合」
17:15 - 17:50 日本薬史学会:御影雅幸
   「医家と神仙家と生薬の基源」

18:00 懇親会 レストラン ヒルトップ

時間:18:00〜19:30
場所:順天堂大学附属医院1階
会費:6,000円(事前に予約が必要です)

19:30 閉会

『伊藤圭介日記』出版記念会

日時:2019年12月1日(日)13:00〜15:50
会場:名古屋市東山植物園(愛知県) 植物会館研修室
   東山動植物園(植物園)ホームページ

 洋学史学会では、伊藤圭介研究会と共催で、『伊藤圭介日記』出版記念会を開催しています。
 このたび『伊藤圭介日記』第25集が刊行の運びとなりました。本集は、明治13年の6月から7月までを扱っています。
 この機会に、本集の紹介を兼ねて出版記念会を開催いたします。是非ともご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。

記念講演

加藤僖重氏(牧野標本館客員研究員):
  二宮敬作がシーボルトに贈った固有種トサミズキの学名とその標本
杉村啓治氏(伊藤圭介文書研究会会員):
  伊藤圭介の「浪越文通用事留」
吉村美香氏(伊藤圭介文書研究会会員):
  伊藤圭介と清国副公使・張斯桂との交流
邑田裕子氏(元摂南大学薬学部):
  『小石川植物園草木図説』について(三) −現存する「巻二」版本の比較−
田中純子氏(練馬区立牧野記念庭園記念館学芸員):
  ヒトツバタゴとそれに関わった人々
平野 恵氏(台東区立中央図書館専門員):
  新出の伊藤篤太郎履歴資料について −飜刻と解説−(1)
岩津都希雄氏(岩津皮膚科医院院長):
  キュー王立植物園所蔵の伊藤篤太郎関係資料について(2)
蒲原政幸氏(伊藤圭介文書研究会会員):
  伊藤宏氏と東山植物園の伊藤圭介記念室

主催:伊藤圭介文書研究会・洋学史学会・名古屋市東山植物園
後援:日本医史学会東海支部・慾斎研究会

11月例会 ミニ・シンポジウム

日時:2019年11月10日(日)13:30〜17:30
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室

洋学と陸海軍の創設(パート1) 社会との関連に注目して

13:30〜13:40 趣旨説明 松方冬子(東京大学史料編纂所)
13:40〜14:20 冨川武史(品川区立品川歴史館)
   「幕府の江戸湾品川御台場普請事業―海防掛と地域との関わりから」
14:20〜15:00 神谷大介(東海大学)
   「幕末期の海軍基地と地域社会―相州浦賀湊を事例に―」
15:00〜15:40 福田舞子(鶴見大学大学院)
   「幕府軍制の変遷と火薬」
 <休憩>
16:00〜16:30 コメント 〜イラン史研究の立場から〜 小澤一郎(公益財団法人東洋文庫)
16:30〜17:30 討論

 一般に、技術革新は、軍事技術から始まることが多い。たとえば、インターネットも然りである。軍事技術の移転は、現在でもデリケートな分野であるが、兵器の国際見本市もあり、武器の売買は人類最大のビジネスであり続けている。洋学は知識や技術の移転・受容の歴史なのであるから、軍事史抜きの洋学史は存在しえないであろう。
 そして、洋学も社会の中で生まれて来たものである限りは、軍事史も当時の社会状況のなかでとらえなくてはならない。社会のなかでの軍隊や戦争を考えることは、現在、欧米で「新しい軍事史」として提唱されているし、日本近世史学においても高木昭作などによる研究がある。本質的には強さ以外に正統性の根拠を持たない軍事政権であった徳川政権にとって武器はつねに大きな関心事であった。

 本シンポジウム「洋学と陸海軍の創設」では、パート1で社会との関連に注目し、パート2で、制度の構築なども含む広い意味での技術の移転を扱う。

 パート1では、徳川政権の海防掛の視点から品川台場の普請事業における地域社会からの資材調達に目を向ける冨川報告、蒸気船朝陽丸の修復に際して伝馬船・漁船の動員などの役務が賦課された浦賀湊周辺村々の対応―賃金支給嘆願運動など―を扱う神谷報告、幕末の軍制改革のなかで火薬とその原材料(と製造のための動力)が、「軍事利用できるものであり」「幕府が購入してくれるもの」と認識される過程を扱う福田報告を用意した。軍事技術の変遷が、地域社会に支えられたと同時に、地域社会の変貌をも促した様相が明らかになるであろう。
 コメンテーターとして、イラン・ガージャール朝の軍事史を研究されている小澤一郎氏をお招きした。イランの事例と比較することで、三報告で紹介される事例の特質や意義がより一層明らかになることを期待したい。

函館大会(北海道)

函館大会を終えて(ありがとうございました)

hakodate

 本年度の函館大会も、多くの方にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。特に会場準備をしていただいた函館市中央図書館の皆様と、懇親会やエクスカーションをコーディネートしてくださった、はこだて外国人居留地研究会の皆様には、心より御礼申し上げます。
 エクスカーションでは、はこだて外国人居留地研究会の方々の詳しい解説をお聞きし、今も昔も、函館の街作りに多くの市民の方が関わっていることを知ることができました。

【洋学史学会函館大会若手巡検】報告

若手部会有志による巡検の様子はこちら!

テーマ「北海道の洋学と対外交流」

 今年度の大会は、函館市中央図書館「郷土の歴史講座」の一環として開催いたします。一般参加も歓迎します。どうぞご参加ください。

第5回 郷土の歴史講座「洋学史学会函館大会 北海道の洋学と対外交流」のお知らせ(函館市中央図書館)のページはこちら

9月7日(土)洋学史学会 函館大会

会場:函館市中央図書館視聴覚ホール (中央図書館までのアクセス
 〒040-0001 北海道函館市五稜郭町26番1号
 TEL:0138(35)5500 / FAX:0138(35)5525

12:30〜 丹羽秀人函館市中央図書館長挨拶、清水憲朔はこだて外国人居留地研究会長挨拶 12:45〜 沓沢宣賢洋学史学会長挨拶

【基調講演】

12:50〜13:30 「箱館の通商開港と諸術調所・洋学」
 清水憲朔(はこだて外国人居留地研究会会長)

【研究報告】

13:30〜14:00 「薩摩藩士肝付兼武と幕末の箱館」
 塚越俊志(法政大学第二中高等学校非常勤講師)

休憩

14:10〜14:40 「「開拓使」という経験:植民地経営と西洋文明の受容」
 武藤三代平(北海道大学大学院文学研究科)

14:40〜15:10 「ライデン大学蔵「蝦夷草木之図」並びに「蝦夷ケ島言語」の成立過程とその活用と評価について」
 桂川靖夫

15:10〜15:40 「シーボルトに贈呈された最上徳内作製の材の標本の説明」
 加藤僖重(牧野標本館客員研究員)

15:40〜16:10 「幕末期長州藩と海外留学生」
 小川亜弥子(福岡教育大学)

休憩

【シンポジウム】

16:30〜17:00「幕末期箱館の洋学史における位置」

懇親会

時間:18:00〜
会場:四季海鮮旬花(五稜郭タワー2階)
  〒040-0001  北海道函館市五稜郭町43-9  TEL:0138(30)6336
会費:6000円

9月8日(日)市内エクスカーション 参加費:2500円(予定)含食事代、観覧料等

9:00 五稜郭タワー駐車場集合(エクスカーションはバスで廻ります)〜箱館奉行所五稜郭タワー展望台・資料館(10:15)〜(10:35)四稜郭(10:50)〜(11:10)亀田八幡宮(11:30)(車窓から見学予定)

11:40〜 昼食:ホテルテトラ2階「龍鶴」(バイキング)
  〒040-0015 北海道函館市梁川町17番16号  TEL:0138(55)1818

※昼食までの参加も可能です。途中でお帰りの方は、事前にお知らせください。

(12:30)元町地区散策(二十間坂・・・キリスト教会・元町公園諸術調所跡)〜(14:00)外国人墓地旧ロシア領事館弁天台場厳島神社(車窓から見学予定)(14:20)〜(14:40)大町居留地、新島襄海外渡航の地碑(14:50)
15:00 函館駅着
15:30 函館空港着(空港まで、バスが運行します)

※宿泊は各自で予約をお願いします

函館市公式観光情報サイト「はこぶら」 宿泊施設一覧
  五稜郭周辺 函館駅周辺

主催・共催:洋学史学会、函館市中央図書館はこだて外国人居留地研究会

7月例会

日時:2019年7月7日(日)14:00〜
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室

14:00 〜 15:00「19世紀蘭書注文目録に見る蘭医学の受容」
  小澤健志((株)NAAリテイリング)

15:20 〜 16:20「和訳ドドネウスの書誌的探求ー野呂元丈篇ー」
  安江明夫(前国立国会図書館副館長、日仏図書館情報学会会長)

2019年度5月総会・シンポジウム

日時:2019年5月12日(日)13:00〜17:00
会場:電気通信大学 東3号館(総合研究棟)301教室

総会 13:00〜13:30

シンポジウム:『洋学史研究事典』にむけて(『洋学史研究事典』関連企画)

13:30 〜 13:40 青木歳幸 編集委員長:趣旨説明
13:40 〜 14:00 渡辺政弥:『洋学史事典』との比較
14:00 〜 14:20 海原亮:『洋学史研究事典』の可能性と限界
14:20 〜 14:40 吉田忠:『洋学史研究事典』刊行のことば、小序案へのコメント
   10分休憩
14:50 〜 15:50 討論
   10分休憩

ミニ書評会 16:00 〜 17:00

松方冬子『幕末対外関係と長崎』(吉岡誠也著)
福岡万里子『国書がむすぶ外交』(松方冬子編)

懇親会 18:00〜20:00

個室会席 調風 本店(会費:4500円 税込)

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