洋学史学会は、洋学・蘭学史研究の伝統と遺産とを継承し、
それを次世代に引き継ぐという大きな課題を担っています。
今後も、より多くの方々の参加をお待ちしています。
・「第8回西周賞」(主催:津和野町・津和野町教育委員会)募集の案内が届いています。(2025.5.3)
・『洋学』第32号を刊行いたしました。会員の皆さまには、順次お届けいたします。あわせて会費の納入もお願いいたします。(2025.5.1)
・5月総会・シンポジウムの会場は、東洋大学白山キャンパス 6号館1階 6101教室です。(2025.4.26)
開催日:2025年5月24日(土)11:00~12:00(オンライン参加者は10:45~入室開始)
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:東洋大学白山キャンパス 6号館1階 6101教室
共催:東洋大学文学部史学科
開催日:2025年5月24日(土)13:30~17:30(オンライン参加者は13:15~入室開始)
開催方法:ハイブリッド開催(対面/オンライン)
会場:東洋大学白山キャンパス 6号館1階 6101教室
yogakushi.reitaikai★gmail.com(★→@)からのメールが受信できるように設定をお願いいたします(メールが届かない場合は、yogakushi★yogakushi.jpn.org(★→@)までご連絡ください)。
懇親会の申込みは5月15日締め切りです。
大槻家は仙台藩の大肝入を宗家とする一族である。江戸に分家した大槻玄沢は、蘭方医学の普及と発展に尽力し、私塾芝蘭堂において多くの門人を育てた。玄沢の学問は医学にとどまらず、本草学・地理学など研究分野は広汎に及んだ。その学問と教育を継承した長男玄幹は、父玄沢とともに天文方の蛮書和解御用をつとめた。昌平坂学問所に学んだ次男磐渓は漢学者としての活動にとどまらず、西洋砲術や西洋事情の研究に取り組んだ。江戸の昌平坂学問所で漢学修行し、仙台に分家した大槻平泉は、仙台藩藩校養賢堂の学頭をつとめ、経世論を唱えた学者であった。
大槻家の史料は豊富に残されており、数多くの著作や日記などの記録が、早稲田大学図書館・静嘉堂文庫・宮城県図書館・一関市博物館などに所蔵されている。豊富なだけに、検討が十分になされなかったり、再解釈が必要だったりする著作や記録も少なくない。また、学問と教育を通じて人々とのつながりを大事にした一族だったことから、門人・知友などのもとに残された書簡なども多い。
大槻家の人々は、洋学にとどまらず、多彩な学問の功績を残した。広く近世後期の学問のなかで、また学問の背景にある社会変容と対外的危機のなかで、大槻家の学問をとらえることが必要であろう。また、私塾や藩校を通じた大槻家の人々の教育活動は、江戸の学問と地方の学問の関係を考察する格好の素材を提供している。
本シンポジウムでは、大槻家の学問と教育をテーマに、玄沢・平泉のキリスト教理解、玄沢・玄幹の教育活動、磐渓の対外認識、玄沢の随筆や地域資料を俎上にあげ、上記の課題に取り組んでみたい。
総合司会:渡辺政弥(東洋英和女学院大学)
開会の言葉:平野恵(洋学史学会会長、台東区立図書館)
趣旨説明:松本英治(大会幹事、開成高校)
報告① 阿曽歩(フェリス女学院大学)「大槻家の学問とキリスト教理解」(仮)
報告② 松本英治(開成高校)「大槻玄沢と芝蘭堂の門人教育」
報告③ 岩下哲典(東洋大学)「黒船来航絵巻『金海奇観』と大槻磐渓」
報告④ 平野恵(台東区立図書館)「玄沢門人編『蘭畹摘芳』紹介と大槻文彦・如電に関する台東区の地域資料」
菊池勇夫(宮城学院女子大学名誉教授、一関市博物館館長)
相馬美貴子(一関市博物館主任学芸員)
司会:海原亮(住友史料館副館長)
閉会の言葉・事務連絡
事前申込制:5月15日申込み締め切り
時間:18:00~20:00
会場:東洋大学白山キャンパス 4号館1階「steller」
会費:4,000円
フードコート(6号館B1階)、丸亀製麺(3号館B1階)、伝説の三丁目食堂(8号館B1階)、SUBWAY(8号館B1階)
>>学食の場所はこちら
正門(東門)や南門から入構された場合、お帰りの際もその門から出ていただくことになります。
日時:2025年6月7日(土)15:00~
開催方法:オンライン開催(オンライン参加用Zoom URLは後日、報告資料と同時配布を予定)
事前登録制、登録はこちらから。 ※登録締切6月5日(木)
報告者:武正泰史(日本大学芸術学部非常勤講師)
報告タイトル「和算書『拾璣算法』の普及について(仮)」
>>若手部会6月例会の詳細はこちら
洋学史関連の展示・シンポジウムなどの情報です。
たくさんの情報をお待ちしています。
本研究集会は、16~19世紀のグローバル・ヒストリーにおける外交と法の問題を議論する。
主催者外交史PJは、《領事》《関税》《条約》に着目しつつ、世界各地における外交のあり方に共通点を見出そうとしている。
本研究者集会では、同じように、protocol, jurisdiction, protection という概念を用いて、世界の各地における政体間の関係性の共通点を見出そうとして、共同で執筆活動を重ねてきたアメリカの研究者2名を招き、オランダ東インド会社の外交と、英領インドの支配を実例に、この問題を考える。
日時:2025年6月7日(土)10:00~15:00
会場:東京大学伊藤国際学術研究センター 3階 特別会議室(定員30名)、オンライン併用
使用言語:英語
>>詳細・参加登録はこちら
日程:2025年5月11日(日)
場所:港区芝公園の会場を準備中(最寄駅:神谷町)
検定レベル(試験名):A2(INFO)および B1(FORM)
検定料:A2レベル:20,000円、B1レベル:23,000円
>>詳細はこちら
*予定は変更の可能性があります
洋学史関連の雑誌・書籍などの情報です。
たくさんの情報をお待ちしています。
編集: Radu Leca and Martijn Storms
発行:Brill
出版年:2024年11月
著者:Michal A. Piegzik
発行:ライデン大学出版会
出版年:2024年4月
著者:K. Forrer
*博士論文