当日は台風10号の影響で、残念ながら欠席を余儀なくされた申込者も多くいらっしゃいましたが、会場には会員・非会員を合わせて23名が集まり、充実した研究発表大会となりました。
これまで本学会の地方大会では、エクスカーションにおいて各地域の博物館を見学し、新知見や各地域の実情を得、地方大会を機に論文執筆まで昇華した事例も見られました。
本大会では地方へ赴くばかりでなく、逆に地方における研究者の首都圏への出張の機会をうながすべく、首都圏における大会を開催します。洋学史では縁の深い「佐倉」という場を選び、佐倉と洋学の関連性、研究における展示の重要性など、さまざまな視点から洋学史を学べる機会になればと考えております。
日時:2024年8月31日(土)13:20〜(12:50 受付開始)
会場:国立歴史民俗博物館 本館ガイダンスルーム(総合案内脇)
>>会場までのアクセス
開催方法:対面のみ、事前申込制(フォームよりお申込みください。8/28(水)〆切)
司会:海原亮(住友史料館主席研究員)、松本英治(開成中学校・高等学校教諭)
会長挨拶:平野 恵(台東区立中央図書館 郷土・資料調査室)
記念講演:日高 薫(国立歴史民俗博物館教授)「外交贈答品としての漆器」
報告:
増田友哉(日本学術振興会特別研究員)
「平田派国学者の洋学利用をめぐって――拡張される神話とコスモロジー」
松村紀明(帝京平成大学准教授)
「『渡辺弥一兵衛事蹟』と『渡辺弥一兵衛行状』
〜佐倉洋学を支えた堀田正睦側近の史料〜」
松方冬子(東京大学教授)
「国書外交から外交官外交へ―19世紀前半 オランダ商館長の変質―」
佐藤賢一(電気通信大学教授)
「自然真営道と阿蘭陀流町見術」
閉会挨拶:松村紀明(帝京平成大学准教授)
時間:17:30〜19:30
会場:や台ずし(京成佐倉駅前)